はじめに
今回の内容は以下の URL のページを参照して記載をしております。
「What is Quicksilver?」
https://docs.quicksilver.zone/
【 翻訳 】
Quicksilver は Interchain エコシステム全体にリキッドステーキングを提供する、パーミッションレスなソブリン Cosmos SDK ゾーンです。
Quicksilver プロトコルは Proof of Stake ネットワークのデリゲーターが IBC 対応チェーン上で稼働するバリデーターに対して資産をステークすることを可能にします。
その結果、デリゲーターは自分のステークポジションを代表するデリバティブバウチャーを受け取ることが出来ます。
Cosmos SDK を使用して構築された Quicksilver はユーザーのガバナンス権を維持しながら IBC に接続されたチェーンのネットワーク上のすべてのバリデーターにスケールするインターチェーンリキッドステーキングを提供します。
流動性と資本効率を最大化すると同時に、ネットワークのセキュリティト分散化を向上させます。
Quicksilver を通じてユーザーはステークされた資産を代表する qAsset バウチャーを受け取り、それを DeFi プロトコルで使用することが出来ます。
Quicksilver は IBC に接続されたあらゆるチェーンにシームレスに拡張でき、プロトコルに参加するユーザーは自分の選んだバリデータに委任することが出来、プロトコルの代理人によるガバナンス機能によって投票券を保持することが出来ます。
Quicksilver はチェーンのセキュリティと分散化を維持しながら、ユーザーに力を与え、スムーズな UX を提供します。
【 自分なりの解釈と理解 】
Quicksilver プロトコルは Cosmos エコシステム上のリキッドステーキングプロトコルです。
(Cosmos 上には、Stride , Persistence などのように、リキッドステーキングのプロジェクトが存在します)
Quicksilver では、Proof of Stake ネットワークのデリゲーターが IBC 対応チェーン上で稼働するバリデーターに対して、資産をステークすることが可能です。
このステークは通常のステークとは異なり、自身の Asset を特定のアドレスへ送信し自身のかわりにステークされます。
ただ、そうすると、自分の Asset が変わりにステークされている証拠がなくなってしまいます。
そこで、ステークしている証明として、qAsset(ex. qATOM, qOSMO) を受け取ることになります。
(翻訳の方では、 “デリバティブバウチャー” と表現されている)
また、Quicksilver は qAsset を持つことでガバナンス権を維持しながら、ステーキング報酬を得ながら流動性も提供することができるようになるというメリットがあります。
(通常のステーキングでは、ステークすると Asset はすぐには移動できなくなるため、セキュリティは向上しますが、流動性は低下します。リキッドステーキングではこの問題を解決しようとしています)
[2023/06/19 現在の状況]
一応、説明では「Quicksilver はユーザーのガバナンス権を維持しながら IBC に接続されたチェーンのネットワーク上のすべてのバリデーターにスケールするインターチェーンリキッドステーキングを提供」とありますが、Quicksilver でステークされた分は 2023/06/19 現在、反映されていないように見受けられます。
ガバナンスのためにデリゲートした Asset は反映されず、qAsset を受け取るために(恐らく)Quicksilver のアドレスに送信しているため、自分がデリゲートしていることにもなっていないため、エアドロの対象にもなっていないと思われます。
また、Stake した qAsset から通常の Asset へ redeem する機能は 2023/06/19 現在
まだ実装されていないため、正直 Quicksilver でリキッドステーキングする意味があまりないように思えます。
まだ、プロダクトとして完成していないため、まずはプロダクトとしての完成が待たれますね。
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ご覧いただきましてありがとうございました。
本内容はできる限り、正しい内容となるようにしておりますが、DYOR でお願いいたします。
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